悪性リンパ腫と闘っていたスタッフ犬なぎが亡くなりました。

こんにちは。

上野の森どうぶつ病院看護師の西です。

 

病院のインスタグラムにはお知らせしていましたが、ブログではまだだったので…。

改めてご報告させていただきます。

 

タイトルにある通り、T細胞性縦隔型リンパ腫と闘っていたなぎが2023年2月8日0時5分に亡くなりました。

2021年11月にリンパ腫だと診断されてから1年以上、本当によく頑張ってくれました。

 

 

抗がん剤の副作用である骨髄抑制で白血球・赤血球・血小板が低下した為感染を起こして高熱を出しまくり、ド貧血にもなって計3回輸血をしました。

最期の方は、播種性血管内凝固症候群になってしまい、変なところで血が固まり、大事なところは血が止まらないという状態になってしまいました。

全身内出血まみれ、腸・膀胱からも出血し、最期に吐血をしたところを見て安楽死の判断をしました。

 

 

治療に協力してくれた病院のスタッフ、先生方、なぎの為に血を分けてくれたガルボ、ゴールデンちゃん。

そして、なぎを応援してくれていた皆様。

本当にありがとうございました。

感謝の気持ちでいっぱいです。

皆に可愛がってもらって、間違いなく幸せな犬生を送れたと信じています。

 

 

なぎを見送ってからもう4ヶ月も経ちますが、未だにこれで良かったのかと悩む時があります。

その時の最善を選択したと思うし、やり切ったので後悔ではないのですが、もし、もっと早い段階で抗がん剤をやめますと伝えていたら、ここまで苦しめることはなかったのか…とか、今となってはどうしようもないことを考えてしまいます。

 

 

我が子が病気になった時、治療方針に悩むことがあると思います。

私も沢山悩んで、立ち止まっては進んでを繰り返していました。

皆さんも思い詰める前に、獣医師でも看護師でも、周りの人に相談してくださいね。

 

 

なぎの歴史はこちら↓

シェルティー里親募集!

リンパ腫と闘う。スタッフ犬なぎの現状とお知らせ

抗がん剤治療って実際どうなの?

抗がん剤治療での排泄物の取り扱い

抗がん剤~ビンクリスチン編~

闘病中の子達との自宅での過ごし方

抗がん剤~シクロホスファミド編~

 

まだなぎが使った抗がん剤を紹介しきれていないので、少しずつ更新しますね。

あと、こっそりなぎの異母兄弟を5月に迎えました。この事も改めてご報告させてください。

 

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なぎ「みんな、またね。」

 

 

 

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