上野の森ブログ
僧帽弁閉鎖不全症の急激な進行の理由をギョウザで表現した

こんにちは上野の森どうぶつ病院の獣医循環器認定医の諌山です。 前回に引き続き、僧帽弁閉鎖不全症をギョウザで説明します。 今回は急性に進行する理由。 「半年前には何も問題ないって言われたのに!」 「まだ心臓は大きくないって言われていたのに!」 「しっかり薬は飲んでるのに!」 変性した僧帽弁は「今まで問題ない」「薬をしっかり飲んでいる」場合でも急にものすごく悪くなる場合があります。 その理由を視覚的に説明します。 残念ながら進行するものを止める薬はありません。 変性して進行する心臓病に合わせて生活の質の現状維持を目的とするのが内服治療 変性して壊れていく部分を修復するのが外科治療 それぞれメリットデメリットがあります。 よく相談してくださいね。 獣医循環器認定医 諌山でした。 上野の森どうぶつ病院では犬と猫の心臓外科・胸部外科手術を行なっております。 悩んだらご相談ください ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 トリミング専用TEL:03-5832-9914 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
僧帽弁閉鎖不全症って何が起きてるの??

獣医循環器認定医の諌山です。 僧帽弁の粘液腫様変性による僧帽弁閉鎖不全症について 粘液腫様変性ってよくわかんないですよね それで何で閉鎖不全症になるのかも分からないですよね 今回は餃子で説明します ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 トリミング専用TEL:03-5832-9914 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
犬の僧帽弁閉鎖不全症で肺水腫になった時、その後についてを考える

獣医循環器認定医の諌山です。 今回は僧帽弁閉鎖不全症のステージC 肺水腫になった場合の選択肢とその選択に必要な覚悟のお話。 勢い余ってYoutubeデビューしてみました。 覚悟って大袈裟な。って思いますか? 僧帽弁閉鎖不全症のステージCとは 9ヶ月未満に半数の子が命を落とすほど心臓病が進んでる状況にあることを言います。 間違えちゃいけない、『あと9ヶ月』ではないです。 ステージCと診断されたその日から9ヶ月までに半数が亡くなります。 9ヶ月以上元気な子に半数が入ります。 そして、それまでに様々な問題が起こります。 ある日突然「うっ!パタッ」となるわけではありません。 あるときは咳が止まらなかったり あるときは下痢や吐き気が起きたり あるときはぐったりしてしまったり 様々な心不全に伴う問題を、乗り越えられない時がきて亡くなります。 ステージCに入った時に、その先について逃げずに考えるのが飼い主としての義務なのかなと。 寿命の長さが違う生き物ですからね。いつか看取るんだろうなとは漠然と心にあると思います。 その時が迫っているということを認識して、覚悟を持って向き合ってください。 内科治療を選択すれば、荒波に漕ぎ出すことになります。 飼い主も。獣医師も。 特にステージが進んでいくと、めちゃくちゃ獣医さんは治療に悩みます。 このさじ加減が内科治療の真骨頂ですね。 手術をしてしまえば、悩むことも少なくなります。 ただし、それには命を落とす可能性がある行為に自ら挑戦すること 悩みますよね。ぜひ相談してください。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 トリミング専用TEL:03-5832-9914 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇