里親さん募集と動物の人工心肺について

こんにちは!

上野の森どうぶつ病院獣医師の佐々木です。

 

今回は先日当院で心臓の手術をした子の里親募集と、

心臓外科手術の際に僕が動かしている人工心肺装置について、少しだけご紹介しようと思います。

 

普段は病院の診察を行なっていますが、心臓手術のチームにいるときはPerfusionist(人工心肺士)の役目をしています!

 

まず、里親募集する子はマルチーズ男の子です!

この子は僧帽弁閉鎖不全症という心臓病があったことで保護され、当院で手術をするに至りました。

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僧帽弁閉鎖不全症は小型犬の代表的な心臓病ですが、手術を行うことができます。しかし、心臓の中を手術するので心臓を一度止める必要があります。

そこで、登場するのが人工心肺装置です!!!

 

人工心肺装置は心臓の手術、特に心臓の中を手術する際に必須の機械です。

 

ヒトの医療では心臓手術は一般的ですが、近年はワンちゃんにも心臓手術が行われるようになってきています。まだまだ動物の心臓外科医・人工心肺士は両手に収まる程度の人数ですが・・・

 

 

模式図にするとこんな感じ

 

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首の血管(動脈と静脈)に2本の管を繋いで、血液を体外煮出して、人工の心臓(ポンプ)でドクドク血液を動かし、人工肺でスーハー酸素を交換して体内に戻すイメージです。

要するに、自分の心臓と肺の代わりに働く装置です!!!

 

この人工心肺装置で血液を循環させて酸素を取り入れてあげることで、心臓を止めて弁の形成や心臓の中の修復などを行うことが可能になります

 

最近だと、心臓の手術以外でもコロナウイルスの重症患者さんでエクモ(ECMO)として使われていますね。

 

管を繋いで機械で血液を循環させる!!!

やっていることは簡単そうですが、いろいろなことを想定して機械を回すのはとっても頭を使います・・・

特にワンちゃんは2キロくらいの子も多く、血液量が少ないので大変です。

 

まだまだ動物での人工心肺の歴史は浅いですが、人工心肺装置を使うことで、今まで治療の選択肢が限られてしまっていた病気がもっと治せるようになっていくといいですね

 

現在、当院では僧帽弁閉鎖不全症を含めた心臓外科手術を実施しています

心臓病によって各々リスクや適応が異なります。

ひどい心臓病でも手術で治る子も多いです。ぜひご相談ください

 

 

 

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