病院の設備紹介 ―超音波検査 第二弾実践編―
こんにちは
上野の森どうぶつ病院の
諌山です。
スタッフに次々風邪を移したようで、スタッフ全員かぜっぴきの病院になってしまいました
私は一番乗りで風邪脱出を図っています。
さて、先日超音波検査のお話をしましたが、画像診断医を名乗る身としては
もう一歩!踏み込んでほしい!
そんな気持ちから、実践編までいっちゃいます。
マニアックですみません。
白黒の世界を見て、実際何がわかるのか。
人間ドックとかでやることもあると思いますが、何を診ているのさって思うこともあるんじゃなかろうかと思います
超音波検査では
・大きさ
・形 (構造)
・色 (白黒具合)
を主にみています。
大きさ
に関しては、前回ミカンでご存知の通り
形は、その臓器それぞれの形です
たとえば腎臓
トリマーさんのワンコの腎臓大公開。
大きさも大事ですが、この外側から黒白黒の模様になっているのが大事。
この色の違う部分がそれぞれ別の機能を持っています。
ミカンも一緒ですね。
臓器 (ミカン) の構造 (つぶつぶ) が無ければ、臓器 (ミカン)本来の機能 (ジューシーな果汁を貯める) が出来ないってことですよね?
はっ!
つまり、粒粒の少ないミカンはジューシーさが少ないのか!?
どうなんですかね?だれか是非粒を数えて教えてください
色は水っぽいほど黒くなります。水が少ないと白っぽくなります。
このミカンの線維っぽい部分、これは超音波ではこうなります。
スカスカのミカンはおそらく、白っぽいのではないかとおもいます。
見たことはないですが。
ちなみに、線維化してしまった臓器もこうやって白くなります。
ミカンも臓器も一緒ですね~
こうやって映像だけで
「ミカンが美味しいか」を判断するように
「臓器が機能しているか」を判断します。
ちなみに超音波検査はこんな感じで行います。
さきほど腎臓を見せてくれた子、鈴ちゃんです。
はい。寝てます。
はじめはひっくり返されてお腹ぐりぐりされて、びっくりする子が多いですが
慣れてくるとクッションの上で ZZzzzzZZZzzz・・・
なんてことも結構あります。
さて、マニアックな世界をちょっと公開してみましたが・・・
いかがでしょうか?
1月4・5日 (日・月) に「動物のお医者さん体験」を再度行いますが、超音波検査の体験もできますよ★
年齢制限無いため、興味持った方はぜひご予約ください
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
上野の森どうぶつ病院
http://www.uenonomoriah.com/
住所:東京都台東区谷中1-5-11
ディアプラザ根津B1F
TEL:03-5832-9991
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇