上野の森ブログ

パピ―パーティ&問題行動セミナー・しつけ相談会を行います

2015年10月19日
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こんにちは 上野の森どうぶつ病院 院長の内村です。   食欲の秋のせいで、僕と息子は丸々としてきました。 わんちゃん、猫ちゃんも食欲の秋なのか、盗食や異物を食べたという連絡がちょくちょく来ていますので、皆さまお気を付けください。   さて、世間はハロウィーンの季節になってきました。 当院でもイベントを企画していますので、ぜひ病院に足をお運びください。   その一つとして、今月末の 10月31日の土曜日に 13:00~14:00パピ―パーティ   14:30~16:00 問題行動セミナー(吠え癖、噛み癖について)&しつけ相談会 を行います。     以前のしつけ教室の模様は・・・コチラ をクリック (https://uenonomoriah.com/blog/763)   パピ―パーティは6ヶ月齢までのワンコが対象の、いわゆる交流会になります。 他のワンちゃんが苦手、遊び方がわからないなどのお悩みがある方はぜひご参加ください。 前回参加していただいた、皆様にも好評の企画です。   問題行動セミナー、しつけ相談会については、全年齢対象なので、皆さま奮ってご参加ください。       ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ノーベル賞おめでとうございます!

2015年10月07日

こんにちは   上野の森どうぶつ病院の諌山です。   ノーベル賞に大村博士が授賞されましたね! 素晴らしいですね~   実はこの大村博士の発見された「エバーメクチン」 動物を飼っている皆さんとは切っても切れない関係にあります!   改良されて作られた薬が「イベルメクチン」といわれる物ですが なんといってもフィラリア症の予防薬です!   この薬が開発されるまでは、フィラリア症の予防には毎日飲ませる薬しかなく、多くの犬がフィラリア症にかかって短命でした。   また、疥癬ダニは今や簡単に治せる病気になりました。我が家のラッテも保護当時、ヒドい疥癬でボロボロでした。 痛々しい・・・   この疥癬ダニもイベルメクチンで治せます。2ヶ月かかりましたけどね~ イベルメクチンが在ったから、ラッテは我が家にこれました。 来てすぐの頃は丸刈りでした。   今では腫瘍科や循環器科など専門化が進んだ獣医療ですが、そのようないわゆる「高齢病」になるまで長生きできているのはこのイベルメクチンのようなさまざまな予防薬が開発されて感染症にかからなくなったからと言っても過言ではないんです!     ちなみにイベルメクチンは体内に入った後、一回脱皮したフィラリア虫を落とす薬です。 なので蚊に刺された直後ではなく一ヶ月後に飲みます。 最近寒くなりましたが油断禁物! 今日10月上旬に予防したとして…これは9月上旬に感染したフィラリアを落とす目的です。 フィラリアは15度以上で発育が出来ます。 東京都はヒートアイランド現象で、周囲の県より飲む時期が長いんです。 東京都の住所の方は12月までしっかり飲ませてください。   いま涼しいから…ではなく先月分をしっかり予防して下さい。     予防して防いでいる病気と言うのは実際に罹らないため、怖さを感じません。 予防が一般的になって寄生虫感染が原因で命を落とす事は減ってはいるものの、まだまだゼロではありません。 残念ながら現在でもフィラリア症にかかってしまった犬も猫も診ます。     健康で長生きできることは偉人たちが努力の末に作った予防薬の賜物ですね 改めて、大村博士おめでとうございます! ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

里親さん決定しました!

2015年10月05日

  こんにちは!上野の森どうぶつ病院の看護師西です。   沢山の里親募集のお問い合わせありがとうございました! 今まで当院で里親募集をさせていただいた子は、全員新しいご家族にもらわれていきましたヽ(*´∀`)ノ   今、当院には里親募集をしている子はいないのですが、院内に里親募集の張り紙をしています☆ ご興味ある方は一度、お電話をいただければと思います!     因みに・・・。   当院で里親募集をしていたこの子   ↓                 はい、先天性の心臓病を二つ患っていたなんとも不運なシェルティの男の子。   不幸中の幸いと言いますか、心配していた三尖弁閉鎖不全症も無症状で、元気に過ごしております。     今ではもう、ほら                   心臓の影響も無くなって、ぐんぐんぐんぐん成長し こんなに大きく、いい笑顔を見せてくれるようになりました。   家でも病院でも立派なイタズラ小僧です(・・;)     心配してくださった方々、どうもありがとうございました。     最近肌寒くなり、体調を崩すスタッフがチラホラいましたが(私が一番崩しました)、 皆さんもわんちゃんねこちゃんも風邪を引かないように気をつけてください♪ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991…

シルバーウィークのお知らせ

2015年09月17日

こんにちは   上野の森どうぶつ病院   の副院長諌山です。       シルバーウィークは みなさんどんなご予定ですか? この雨も土曜日には止むようでお出かけ日和になりそうですね!     さて、シルバーウィークの予定ですが 上野の森どうぶつ病院は   年中無休です!!   土日祝日は午後が18時までなので 午前8:00-12:00 午後16:00-18:00 で診察中!   ※22日火曜日は通常通り午前のみの診察です   お出かけして具合が悪くなったら様子見せずにお早めにご来院くださいね~       ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

動脈管開存症 <先天性心臓病>

2015年08月27日

こんにちは 上野の森どうぶつ病院の 獣医循環器認定医 諌山です。 心臓病のなかでも、子犬・子猫の心臓病について紹介します。 子犬・子猫の心臓病とは生まれた時に既にある病気で、最近ではブリーダーさんやペットショップであらかじめ健診されるため、あまり見なくなりました。 しかし、その中でも断トツ多いのがこれ動脈管開存症 ダントツ多い理由は、生まれる前にはみんなこの「動脈管」があるからです。 そうです、これをご覧のあなたにもありました! 生まれる前、羊水の中では肺呼吸をしないため、肺に行く血管を迂回して血液は流れています。 肺呼吸をする場合 全身 → 右の心臓 → 肺 → 左の心臓 → 全身 胎児は 全身 → 右の心臓 → 迂回路 → →全身 その迂回路が「動脈管」という血管です。 犬猫だけではなく、哺乳類みんな持って生まれます。 生まれて「おぎゃー」した瞬間から、肺で呼吸をし始めます。 そのため、迂回路が必要なくなり、生まれた直後から自分で迂回路を閉じているんです。 そうです、あなたも自分で閉じたんですよ! 生命の神秘ですね。 迂回路を閉じるのが中途半端で終わってしまうと、そこに血液が流れてしまいます。 血液が流れると、本来の肺呼吸をしている血液の流れとは別の流れが起きてしまいます。 これを「動脈管開存症」といいます。 この心臓病は心臓病の中で一番よく見ますが、多くの場合は根治出来る心臓病です。 なんといっても迂回路になってる動脈管を 閉じてしまえばいい( ゚Д゚ ) だけだからです。 そんな簡単に言ったら怒られますが、動脈管を閉じることでこの病気による心配は一生無くなります。 閉じる方法は2つ 動脈管の外から縛って閉じる 動脈管結紮術 動脈管の中に詰め物をする 動脈管閉塞術 両方利点欠点ありますが、後者は特別な放射線装置と特殊な器具と体重制限があるので 動脈管結紮術を当院では行っています。 ここ最近で当院で手術を行ったのはこの子。 二か月のシェルティー ブリーダーさんからやってきました。 手術をすぐにおこなって元気になって 里親募集していましたが、結局看護師さんが惚れ込んで一番手で手を挙げました。 よく一緒に出勤してますので、声かけてください。 動脈管結紮術の利点はどんな体重の子でもできます。 当院では1キロ以下でも行っています。 欠点は胸を開けての手術になることです。 入院期間はそんなに長くないです。 子犬の回復力って驚異的で、術後2日で帰った子もいます。 心臓の手術なのに!? ですか? 心臓の手術なのに。です。 それだけこの病気は治ってしまえば普通の生活が送れる病気なんです。 もちろん、一週間入院する子もいますし命の危険もある手術です。 でも治した場合は以降一生問題ありません。 冒頭でもお伝えしましたが、最近はペットショップやブリーダーさんで予め健康診断されてこの病気の子はあまり見なくなりました。 でも、残念ながら選別されているだけで、生まれているけど治療までたどり着かない子がいるだけなんです。 治せば普通に暮らせるのに・・・ 当院では保護団体さんやブリーダーさんからの心臓病の相談・治療・手術も積極的に受け入れております。…