歩けない!足が痛い!そんなときは装具にお任せ☆

こんばんは

上野の森どうぶつ病院  院長の内村です。
急に寒くなってきて、朝晩は外にでる時に気合が必要になってきましたね。
今日は獣医師、看護師向けに院内セミナーを行ってもらいました。

テーマは

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装具 です。

聞きなれない方も多いかと思います。
いわゆる、ギブスや義足など、歩けない子を歩かせたり、
歩くと痛みが出る子の痛みを緩和させたりするための補助具のことです。

ふーん、で?

と思われる方が多いそうですが、かなり画期的なんです。
例えば、椎間板ヘルニアを例にあげると
今までは
1、外科手術
2、投薬などの内科療法
3、安静
の他に、

4、装具

という選択肢がでてきます。
ただ抑えるのではなく、固定することで痛みを緩和し、
さらに余計な動きを制限するため、再発や悪化の防止になります。
しかも、今回公演していただいた東洋装具さんは、日本で唯一農林水産省の製造許可を取得されているため、

なんと保険が効くんです。



こういったオーダーメイドの商品というものは、いいお値段がすることが多いのですが、
東洋装具さんはリーズナブルでいて、サポートもしっかり、しかも保険が聞くと三拍子揃っています。

なんか会社の宣伝みたいになっていますが、今回のセミナーも興味深い内容が多かったです。
既に画期的なこととお話はしておりますが、僕が一番感動したことがあります。

今まで、足の先に悪性の腫瘍が出来た場合に手術をすることになると、転移の防止や
中途半端に足が残っていると歩きづらかったり、擦れて出血を起こしてしまうため、
獣医領域では基本的には足先だけを切除するのではなく、足全体を切除する方がよいとされていました。

しかし、東洋装具さんの義足のおかげで足先だけを切断しても、普通に歩くことができた子が紹介されていて、
この義足はもっと世の中で広まるべきだ!と一人感動していました。

今回はお写真が用意できませんでしたが、もしご提供していただけるようでしたら、このブログにも紹介させて頂くつもりです。
その他にも
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年を取ると、力が入らず腕が広がっていってへたりこんでしまうような子に使える、補助器具なども紹介されていました。
ご興味のある方、お近くの方でお困りになっている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談してください。

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上野の森どうぶつ病院
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