診療紹介

バレンタインの悲劇!?

2016年02月18日
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こんにちは   上野の森どうぶつ病院   院長の内村です   2月に入って、急に寒くなったり、暑くなったり・・・   体調を崩すワンちゃん猫ちゃんが増えてきていますので、皆様も注意してあげてください。       今回は夜間診療の一つを紹介します。   その電話はバレンタインの夜にやってきました。     『うちのショコラちゃんがチョコレートをたくさん食べちゃったんですが………』     『見た目はちょっと気持ち悪そうなくらいで元気なんですが、診察に行った方がいいですかねぇ?』     さぁ、ここで問題です。皆さんならどうしますか?     ① 当たり前でしょ、すぐに診察   ②様子見でいいんじゃない、人間も食べてるし   ③とりあえず、家にあるもので吐かせよう、塩をたくさんあげるんだっけ?         チクタクチクタク               答えは………………………   ①、②を選択した方は正解です。 ③は危険です。絶対におすすめしません。   様子見でいいの?と思われる方もいらっしゃるとは思います。 チョコレートはどうゆう中毒を起こすか知らなくても、 チョコレートが犬、猫にはよくないとゆうのは有名ですからね。   様子見かどうかは食べた量とチョコレートの種類によります。  …

猫バンバンの季節がやってきました

2015年11月28日

こんにちは 上野の森どうぶつ病院の 諌山です いや~寒くなってきましたね! いよいよ冬本番です。 と!いうことは、猫バンバンの季節到来です。 ごぞんじですか? 猫バンバン。 流行ってますよ? 一部の人の間だけですけどね。 猫バンバンしないとこんな子を病院に連れてくることになっちゃいます。 はい、カワイコさん登場です。 この子ですね、ここにいたんです。 *みほんです。 そう。車。 上ならいいのですが、この子がいたのは そう、ボンネットの中。 右足の骨折と皮膚が剥けるほどの火傷をおって病院に運び込まれた子です。 なので、スケルトンにするとこんな感じのカワイコさん。 寒がりなこのカワイコさんは暖かさを求めて、エンジンルーム近くのボンネットの中へ。 暖かさにウトウト寝てしまったら… エンジンかけた瞬間、ビックリして飛び起きてベルトに巻き込まれて火傷と骨折… 痛々しいですね。 それを防ぐために起きて出て行って貰うのが 猫バンバン 谷根千界隈は猫多いですからね~。 今日も子猫を見かけました。 注意が必要な地域ですね 皆さんも是非流行らせて下さい 猫バンバン ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

歩けない!足が痛い!そんなときは装具にお任せ☆

2015年11月13日

こんばんは 上野の森どうぶつ病院  院長の内村です。 急に寒くなってきて、朝晩は外にでる時に気合が必要になってきましたね。 今日は獣医師、看護師向けに院内セミナーを行ってもらいました。 テーマは 装具 です。 聞きなれない方も多いかと思います。 いわゆる、ギブスや義足など、歩けない子を歩かせたり、 歩くと痛みが出る子の痛みを緩和させたりするための補助具のことです。 ふーん、で? と思われる方が多いそうですが、かなり画期的なんです。 例えば、椎間板ヘルニアを例にあげると 今までは 1、外科手術 2、投薬などの内科療法 3、安静 の他に、 4、装具 という選択肢がでてきます。 ただ抑えるのではなく、固定することで痛みを緩和し、 さらに余計な動きを制限するため、再発や悪化の防止になります。 しかも、今回公演していただいた東洋装具さんは、日本で唯一農林水産省の製造許可を取得されているため、 なんと保険が効くんです。 こういったオーダーメイドの商品というものは、いいお値段がすることが多いのですが、 東洋装具さんはリーズナブルでいて、サポートもしっかり、しかも保険が聞くと三拍子揃っています。 なんか会社の宣伝みたいになっていますが、今回のセミナーも興味深い内容が多かったです。 既に画期的なこととお話はしておりますが、僕が一番感動したことがあります。 今まで、足の先に悪性の腫瘍が出来た場合に手術をすることになると、転移の防止や 中途半端に足が残っていると歩きづらかったり、擦れて出血を起こしてしまうため、 獣医領域では基本的には足先だけを切除するのではなく、足全体を切除する方がよいとされていました。 しかし、東洋装具さんの義足のおかげで足先だけを切断しても、普通に歩くことができた子が紹介されていて、 この義足はもっと世の中で広まるべきだ!と一人感動していました。 今回はお写真が用意できませんでしたが、もしご提供していただけるようでしたら、このブログにも紹介させて頂くつもりです。 その他にも 年を取ると、力が入らず腕が広がっていってへたりこんでしまうような子に使える、補助器具なども紹介されていました。 ご興味のある方、お近くの方でお困りになっている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談してください。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

動脈管開存症 <先天性心臓病>

2015年08月27日

こんにちは 上野の森どうぶつ病院の 獣医循環器認定医 諌山です。 心臓病のなかでも、子犬・子猫の心臓病について紹介します。 子犬・子猫の心臓病とは生まれた時に既にある病気で、最近ではブリーダーさんやペットショップであらかじめ健診されるため、あまり見なくなりました。 しかし、その中でも断トツ多いのがこれ動脈管開存症 ダントツ多い理由は、生まれる前にはみんなこの「動脈管」があるからです。 そうです、これをご覧のあなたにもありました! 生まれる前、羊水の中では肺呼吸をしないため、肺に行く血管を迂回して血液は流れています。 肺呼吸をする場合 全身 → 右の心臓 → 肺 → 左の心臓 → 全身 胎児は 全身 → 右の心臓 → 迂回路 → →全身 その迂回路が「動脈管」という血管です。 犬猫だけではなく、哺乳類みんな持って生まれます。 生まれて「おぎゃー」した瞬間から、肺で呼吸をし始めます。 そのため、迂回路が必要なくなり、生まれた直後から自分で迂回路を閉じているんです。 そうです、あなたも自分で閉じたんですよ! 生命の神秘ですね。 迂回路を閉じるのが中途半端で終わってしまうと、そこに血液が流れてしまいます。 血液が流れると、本来の肺呼吸をしている血液の流れとは別の流れが起きてしまいます。 これを「動脈管開存症」といいます。 この心臓病は心臓病の中で一番よく見ますが、多くの場合は根治出来る心臓病です。 なんといっても迂回路になってる動脈管を 閉じてしまえばいい( ゚Д゚ ) だけだからです。 そんな簡単に言ったら怒られますが、動脈管を閉じることでこの病気による心配は一生無くなります。 閉じる方法は2つ 動脈管の外から縛って閉じる 動脈管結紮術 動脈管の中に詰め物をする 動脈管閉塞術 両方利点欠点ありますが、後者は特別な放射線装置と特殊な器具と体重制限があるので 動脈管結紮術を当院では行っています。 ここ最近で当院で手術を行ったのはこの子。 二か月のシェルティー ブリーダーさんからやってきました。 手術をすぐにおこなって元気になって 里親募集していましたが、結局看護師さんが惚れ込んで一番手で手を挙げました。 よく一緒に出勤してますので、声かけてください。 動脈管結紮術の利点はどんな体重の子でもできます。 当院では1キロ以下でも行っています。 欠点は胸を開けての手術になることです。 入院期間はそんなに長くないです。 子犬の回復力って驚異的で、術後2日で帰った子もいます。 心臓の手術なのに!? ですか? 心臓の手術なのに。です。 それだけこの病気は治ってしまえば普通の生活が送れる病気なんです。 もちろん、一週間入院する子もいますし命の危険もある手術です。 でも治した場合は以降一生問題ありません。 冒頭でもお伝えしましたが、最近はペットショップやブリーダーさんで予め健康診断されてこの病気の子はあまり見なくなりました。 でも、残念ながら選別されているだけで、生まれているけど治療までたどり着かない子がいるだけなんです。 治せば普通に暮らせるのに・・・ 当院では保護団体さんやブリーダーさんからの心臓病の相談・治療・手術も積極的に受け入れております。…

異物にご用心!! 嘔吐、消化管閉塞を起こす‟ひも状異物”

2015年08月22日

こんにちは 上野の森どうぶつ病院 院長の内村です。 立秋を過ぎ、少し涼しい日も見られるようになってきましたが、 まだまだ暑い日が続きますので、熱中症などにはお気を付けください。 上野の森の真っ白コンビは、涼しい病院の中でぬくぬくしていました。 この時期、夏祭りなども各地で行われるせいか、よくある問い合わせが 「異物を食べましたが、大丈夫でしょうか?」 というものです。 中でも多いのは、 ・焼き鳥の串 ・〇ンタッキーフライドチキンの骨 ・乾燥剤 ・観葉植物などの植物 ・玉ねぎの入った料理 ・おもちゃ などなど。かなり注意していても、盗食されることもあります。 「え?、なんでこんなもの飲み込むの」 ということを経験した方は少なくないと思います。 えー、恥ずかしながら、うちでも猫に玉ねぎとニラの味噌汁を盗食され、ワイン色のおしっこが出たことがあります。 (玉ねぎ中毒による溶血性貧血) 植物や乾燥剤などは、成分によっては問題ないものもありますが、楽観視せずにその都度動物病院にお問い合わせください。 一般にはあまり認知されていません?が、獣医が一番嫌がる異物が、題名にも上がっている『ひも状異物』です。 裁縫用の糸、あやとりの紐、長い輪ゴムなどが代表的になります。 猫ちゃんがまた、これらを好んで咬み咬みするんですよねー。 当院で手術した異物除去ででてきたものを紹介します。 *手術の写真があります。ご注意ください* ワンちゃんから、こちら このでてきたものを確認するために水で洗ってみました。 おもちゃのひも、おもちゃのスポンジ、犬や人の毛が絡まってひも状に連なって異物になったものです。 色々なものが絡まったもので、珍しいひも状異物のパターンといえるかもしれません。 猫ちゃんでは、こちら かなり大きな塊がでてきて驚きました。 飼い主様が飲んだと思っていたのは、左端の赤いビニール紐だったのですが、それ以上のものが入っていました。 こちらも水で洗って確認です。 靴紐?パーカーの紐?のようなものと、毛などが絡まり合っていました。 これがお腹の中にあったら、気持ち悪くて吐きたくなりそうですね。 ひも状異物の一番怖いところは、単純な閉塞を起こして、食べ物がつまるだけではなく、 紐に沿って腸が縮こまることにより、血液がまわらなくなり、壊死を起こしたり、腸が裂けることもあることです。 おもちゃなどは、遊び終わりの時間を作ってあげて、飲み込まないように注意してあげてください。 シラタキ「え、玉ねぎなんて食べてないし、洋服のファーなんて、食べないよ。」   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 上野の森どうぶつ病院 http://www.uenonomoriah.com/ 住所:東京都台東区谷中1-5-11 ディアプラザ根津B1F TEL:03-5832-9991 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇