設備紹介

病院の設備紹介 ―レントゲン撮影機器―

2015年04月14日
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こんにちは 上野の森どうぶつ病院 の諌山です   なんだか暖かくなってきたと思ったら、毎日雨で気が滅入りますね。     さて、本日の設備紹介は前回の宣言通り、レントゲンについて。     レントゲンとは人の名前です。 ヴィルヘルム・コンラート・レントゲン これがX線を発見した人の名前。それにちなんでX線撮影がレントゲンと呼ばれます。 この人の奥さんの指輪をした手を映したレントゲン写真が世界的に有名です。       さて、ウンチクはおいておいて、レントゲン撮影とは X線を物体にあてて、そのX線がどのくらい物体の向こう側の写真フィルムまで届いているか というものを調べる装置です。 ぜーんぶX線が届いていると、フィルムは真っ黒になります。 つまり、物体周りのなにもない空気の部分=黒。     逆に、全くX線が届いていないものは真っ白のフィルムになります。 たとえば、放射線の話題で時々出てくる鉛などの金属。 これはX線を非常に通しにくいのでこれを置いて撮影すると白くなります。     イメージとしては、硬いものほどX線は通しにくい、といったところでしょうか。 体を撮影すると 金属などの装飾品>骨>臓器や筋肉>脂肪>体の中の空気>周りの空気 といった順に暗く見えます。     ここで以前の胃拡張騒動を起こしたラッテの画像をどうぞ。         周りが真っ黒なのは空気。 真ん中の大きな黒丸は胃袋の空気。 右の方の数珠状の黒いものは小腸から大腸にかけての空気ですね。 消化管内で異常発酵してガスが大量発生しています・・・ お分かりいただけますか? 胃袋の左にある丸い白い塊は心臓、周りは肺なので、空気を含んでて黒っぽいです。 心臓と胃袋の間の三日月は肝臓。 肝臓と心臓の間に横隔膜があって、胸とお腹を分けています。 こうやって、本来の位置とサイズ、白っぽさ黒っぽさで見ています。     ただ、一概に順番通りに白黒分かれるわけではないんです。 というのも X線装置 → 体 → フィルム という撮影をするため、基本的にフィルムには影絵が映っているようなもの。…

設備紹介 ~分包機~

2015年03月07日
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こんにちは 上野の森どうぶつ病院 の諌山です 本日の病院の設備紹介は分包機です!       分包機ってあまり馴染みないかと思いますが、子供の処方箋の際には同じような分包で処方されました。 そう、お薬がシートのままで処方されない時に活躍します。 錠剤を分割した際にはこんな感じ。 粉薬を分包した時にはこんな感じ。   ちなみに粉と錠剤を一緒に分包する機能もあります。 この機能は何のためにあるんでしょうかね・・・?   この分包機にはあんまり面白いネタはないのですが 分包されるこの袋、手でちぎれる割には意外に頑丈なんです。 水を入れても、ほら。 しっかり防水されています。 これ、意外に便利なのが粉薬。 コップに入れて・・・     水に溶かして・・・   なんだかザラザラ底に余っちゃった・・・     なんてことになりません! 分包されている薬に!直接水をかけて!       ほら!ほぼ全部吸えました! 実は私も獣医やってて数年前まで袋に水入れても平気なことを知らなかったです。 別容器でやると結構余るんですよね。 そして、水の量も別容器でやるより少なくできます。 ちっちゃい子とかネコちゃんでは、この溶かしている水の量が多いと大変ですよね...     本当に水の量を減らせるのでオススメですよ。 以上を踏まえて、子供の風邪薬の時に溶かしてスポイトで口に入れたら 「うえ~~~」って言われました。 確かに、マズイのは変わりませんね。むしろ濃くって倍増かもです。 でも、しっかり全量飲ませた!これでよくなるかな♪っていう満足感がありました (笑)     心臓のお薬なんかは本当に0.1グラム単位で調節されていることが多いため、しっかり飲ませられることは重要になります。 満足感のためにも しっかり飲ませるためにも 粉薬で困ったらぜひこの方法を試してください☆ 以上、もはや小ネタと化している、本日の設備紹介でした☆   ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇…

病院の設備紹介 ―顕微鏡―

2014年12月16日
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こんにちは 上野の森どうぶつ病院の 諌山です。     本日はミクロの世界を拡大して見ることができる   「顕微鏡」のご案内。     小学校の理科の実験みたいなので一度は覗いたことがあるのではないでしょうか? 私の思い出では、覗き穴が一つでしかもライトではなくて、鏡で光の調節をしていた気がします...   院内で使用する顕微鏡は両眼で覗いて見るタイプです。   こういうの。 これがまた、初体験だと 酔うんですよ!車酔いならぬ     顕微鏡酔い     大学の実習の時に酔う人続出だった覚えがあります。 顕微鏡を覗いて、スケッチして、覗いて、スケッチして・・・ 遠近感がグチャグチャになりますからね     さて、この顕微鏡、一体どのくらい拡大しているかというと 40倍から1000倍までイケます。 40倍というと5mmの範囲が目の前に広がります。     1000倍というと0.2mmの範囲が目の前に広がります。 染色体とか見れたりします。     ちょっとあまり想像つかないですよね?   あんまりいい例えがないので、院長を40倍してみます。 40倍となると、ゴジラより若干小さい大きさ (71m) になれますね。 ちなみにウルトラマンは身長40mらしいです。 ウルトラマン越しましたね。     1000倍はどうでしょうか。   ノミやダニを1000倍すると2~3mになります。     人間よりちょっと大きくなるくらいでしょうか。 渋谷のスクランブル交差点に立たせるとこんな感じ。     ・・・なじみすぎて違和感ないですね。  …

病院の設備紹介 ―超音波検査 第二弾実践編―

2014年11月18日
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こんにちは 上野の森どうぶつ病院の 諌山です。   スタッフに次々風邪を移したようで、スタッフ全員かぜっぴきの病院になってしまいました 私は一番乗りで風邪脱出を図っています。     さて、先日超音波検査のお話をしましたが、画像診断医を名乗る身としては もう一歩!踏み込んでほしい! そんな気持ちから、実践編までいっちゃいます。 マニアックですみません。     白黒の世界を見て、実際何がわかるのか。 人間ドックとかでやることもあると思いますが、何を診ているのさって思うこともあるんじゃなかろうかと思います 超音波検査では   ・大きさ   ・形 (構造)   ・色 (白黒具合)   を主にみています。       大きさ に関しては、前回ミカンでご存知の通り     形は、その臓器それぞれの形です たとえば腎臓     トリマーさんのワンコの腎臓大公開。 大きさも大事ですが、この外側から黒白黒の模様になっているのが大事。 この色の違う部分がそれぞれ別の機能を持っています。 ミカンも一緒ですね。   臓器 (ミカン) の構造 (つぶつぶ) が無ければ、臓器 (ミカン)本来の機能 (ジューシーな果汁を貯める) が出来ないってことですよね?   はっ!   つまり、粒粒の少ないミカンはジューシーさが少ないのか!?…

病院の設備紹介 ―超音波検査装置―

2014年11月08日
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こんにちは 上野の森どうぶつ病院の 諌山です   咳のためにマスクをずっとしているせいで、顔面が蒸れてニキビができました。年齢的には吹き出物ですが。 この潤いをもう少し喉に与えたいですね。 まだわが家は全員夜中に咳の合唱をしています。 院長なんて、咳で肋間筋が筋肉痛  だそうです。 具合が悪い中筋トレはキツいですねー (゚ω゚)     さて、 設備紹介第二弾は   「超音波検査装置 (エコー) 」です     ぢゃん♪   これで一番有名なのは妊娠診断ですよね。 見れますよ~この機械も 人間用の設定を小さい動物でも見れるようにしているだけなので、基本的に人間診れます。 昔、同僚の先生のお腹に当てたら、肝臓に変なものを見つけて 「うわーーーーー!病院行って!!」 ってなったことあります。 本気びっくりでした。   さて、白黒の世界なので見慣れない人はこれが一体どういう風に見えているのか全く分からないと思います。 超音波検査装置は   水分が多いほど黒くなる   空気と硬いものは通さない という性質があります。     膀胱は水分をためているので、真っ黒のボール状にうつります。 逆に空気が多い肺は、真っ白になってよくわからないです。 肺はレントゲンが得意分野ですね。 そうやって機器を使い分けています。     ウンチクだけだと眠くなってくると思いますので…実践編を!     本日の患者さんはこちら!       はい。果物ゼリーさん。 超音波検査を教えるときには常に私の相棒です。    …